この記はかって私が砂金を求めて北海道を放浪した記録です
北海道最後の砂金掘りと言われた 辻秀雄氏に師事し 日本の伝統的技法
流し彫りの伝承者の自負のもと 道内各地を荒らしまわりました
きのこや山菜とはなんら関係無いのですが 冬場の暇つぶしにどうぞ
つれづれなるままに書き連ねていきますが 春の山菜が出た時点で終了と致します
砂金とは 金を含んだ鉱石が川の流れ等によって粉砕されて 遊離した
砂状の金を言います 流されているうちに不純物が取り除かれ 純度は場所によって
違いますが 平均95パーセント以上はありますので 柔らかく平べったい形をしています
丁度トウガラシの種を想像すると良いでしょう 黄金の国ジパング 日本ほど各地で
砂金の採れる国は他には無いと思われます 理由はおいおい述べていきます
特に北海道では砂金の採れない川はほとんどありません また道内では砂金のほかに
砂白金も採れます とくに白金族のなかでも利用価値の高い(磨耗に強い)
イリジュウムとその合金が主になります(その他数種類の白金類)
採れる場所 は一言で言えば川底の岩盤の直上または割れ目の中です
金は私たちが漠然と想像している以上に重いものです 一升ビンに一杯砂金を詰めて
という話を聞きますが 全くの作り話です 通常これを持ち上げることのできる人は
いません かりにプロレスラーなどいたとしても ビンの方が耐えられません
それほど重いものですので 川を流されていくうちに下へ下へと潜っていきます
いくら砂金の採れる川でも 砂や砂利の中では全く見つけられません その下の岩盤
まで掘り下げる必要があるので大変です したがっていくら砂金があると判っていても
岩盤までの土砂の厚さが1mを超える所では機械無しの手掘りでは無理です
また花崗岩地帯の川砂のなかに黄金色に輝く砂金のようなものを見かけますが
これは雲母(金雲母)という鉱物で砂金とは全く関係ありません 上記の理由で
砂の中に砂金が存在することはほとんどありませんし まして 砂の上に砂金が
散らばっていることは絶対にありえません(水があるかぎり)
採れる量 は通常1日2gと思って下さい もちろんこれを目標に掘る人はいない
でしょうが どの川でも版で押したように同じ量です なぜ道内どの川でも同じなのかは
理由があります この理由も後々説明していきます 砂金を掘ろうとする人は自然に
親しみながら川遊びをしようと思っている人は少数派で 一攫千金派がほとんどでは
ないでしょうか もちろん私も後者でした ちなみに私の最高記録は1日に湯のみ茶碗
2杯満杯(1g 2700円くらいの時でしたでしょうか) 砂金は川の流れによって
集中する場所があります これを寄せ場と言います いかにこれを見つけ出すかが
勝負です うまく当たれば1日でサラリーマン1年分を稼ぐことも夢ではありませんが
通常は上記のごとく 1日2g程度です (12月1日)
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